●本多さん WEBデザイナー
食べること飲むことが好きな弊社の食べログ
食べるだけではない、料理の腕前もピカイチ☆
昨年の9月、私と同じ異業種からの転職で第一企画の仲間になった社員がいます。今回は、その仲間・本多さんと転職時のことを話し合いながら、業界の新人として、この業界や第一企画の魅力などを発信していきます!
\本多さんの紹介/
本多さん
愛知県出身。長野県で就職し、飲食業界で約8年間働く。28歳で転職を決意し、
2024年9月に第一企画に入社。現在WEB関連の仕事をしていて、第一企画のHPや特設サイト「D1K-LABO」の運営などを担当。
:短大卒業後、長野の飲食業界に就職して、接客を行っていたのですが、28歳のときに出会った友達が転職のきっかけでした。その友達も飲食業から一般企業へ転職し、そこで技術などを習得してフリーのエンジニアとして楽しそうに働いていて。自分を振り返ったときに、これまで飲食業のスタッフとしてがむしゃらに働いてきて、その日々は楽しかったけど、私もまだまだやりたいことや好きなことがあるなと思ったんです。友達のいきいきと仕事をしている姿が素敵で、私も一歩踏み出そうと思うようになりました。
:どうしてWEBデザイナーに?
:転職活動中に通った職業訓練校で、WEBの勉強ができるのを知って「これだ!」と思いました。中学生のときに友達の間で流行ったのが、個人のホームページを簡単につくって、友達との交流のきっかけになる無料のホームページ作成サービスでした。私はコードを使ってHPをつくるほどにはまりました。それが今の仕事にも繋がっているくらい「自分の好きなこと」かもしれないですね。
飲食業を辞めて転職活動をしながら、バイトや日本一周旅行など、とにかく自分がやりたいことをしたという本多さん。
:職業訓練校でWEBの勉強をしながらバイトをしていたときに、バイトをしていれば給料はもらえるけど、自分の成長には繋がらないし、やりがいが見いだせないなって思ったんです。そのとき改めて、自分のやりたいことを仕事にしたいと思いました。転職活動中は不安よりも、自分の欲求を満たしたい気持ちが強かったですね。
この言葉にとても共感しました。これまでの仕事を辞めて、違う環境に行くことは勇気が必要なことですが、私自身も、転職活動中は怖さよりもこれからの自分がどうなっていくのだろうという楽しみがありました。
:本多さんの地元は愛知県ということですが、地元に戻ろうとは思わなかったですか。
:たまたま長野で就職が決まってから8年。改めて日本一周をしてみて、美味しいものもあるし温泉もある長野で仕事を探そうって思いました。日本海側にすぐに行けるし、関東も行きやすいですし!
私も前職は「接客業」で販売員でした。販売員として働いていたときと、制作会社で働いている今では全く仕事内容が違いますが、「お客様の期待に応える」ことにおいては共通点が多いと感じています。
:前職では、お客様のリクエストに合わせて、臨機応変に対応することがよくありました。「AとBで迷っている」と相談されたら、それぞれの良いところをお伝えして、自分としてのおすすめ折衷案をご提案したりする。これはどの業界にも共通していることだと思います。今の仕事でも、お客様からの要望をそのまま受けるのではなくて、お客様のイメージを超えたものを提案しようと心掛けていますが、それがおせっかいや押し売りにならないように気をつけないといけなくて。もっともっと知識を身につけて、提案できる幅を広げられるよう勉強していきたいです。
:確かにそうですね! 以前の職場で、お店にふらっと立ち寄ってくれた方に、声を掛け(声を掛けるかどうか見極めながらも)、何が好きか、誰に渡したいか、予算はどのくらいかなどをお聞きし、それに応じて最適解をご提案していました。今は、お客様が求めているイメージや頭の中に描いているものを聞き出し、訴求ポイントや使うシーンを考えながら最適解をご提案するところは、共通していると思います。でも、販売員のときは “決まっている選択肢(メニュー)の中からの提案”だったからできていたけど、クリエイティブの場合は、まず選択肢が何個あるのかもわからないし、なんなら無限にあるし……(笑)だから提案一つするのもまだまだな状態で……。
:本当にわかります。この予算でどこまでできるのか、どんなことができるのかということをまだわかりきっていないですよね。
:そうですね。本当に日々勉強で、スポンジになったように知識を入れていかないと(笑)
:専務や村田さんは会話の中で、“感覚”という言葉をすごく使うんですよね。「その“感覚”がわからないから具体的に説明してほしい〜!」と思うことはあるけど……(笑)でも、前職を振り返ると確かに「これは感覚だな」という場面が多くあって。 例えば、“このお客様は、このワインが好みなんだ” “そろそろ違う種類のお酒を頼みそうだな”というのは、お客様が食べたり飲んだりするスピード・表情・声のトーンでわかっていくもので、それはやっぱり経験を重ねることでしかつかめない感覚だと思うんです。
:本多さんは、よく人のことを見て、聞いて、そこから分析して、関わり方やアイデアの出し方など、その人に合ったもの探し出している印象があります。それはお客様と関わる仕事を経験してきたからこそできることだと思います。
:確かに、飲食業での経験は今の自分に大きく影響していますね。前の職場でチームリーダーをしていたときに“小さな心遣いで、大きな感動を。”という言葉をモットーに掲げたことがありました。
あるとき、コース料理を注文されたお客様がいたのですが、担当したスタッフがお客様が左利きなのに気づいて。お料理を運ぶタイミングでカトラリーを左利き仕様に変更したら、お客様が感激してくださったことがあったんです。
:それ素敵ですね! 小さくても、そういう配慮をされただけで、「また来たい!」ってなります。
:そうそう! そういう小さな心遣いを大切にしていたんです。なので、さまざまな情報が目に入るし、耳に入ります。それができるようになるのも、経験からつかんだ感覚だと思います。なので、専務や村田さんがよくおっしゃっている“感覚”をつかめるように、経験を重ねないとって思いますね。
:入社前のときは「なりたい自分」があっても、どういう段階を踏んで、成長していくのかわからなかったのですが、いろいろなことを覚えてきてそれがよりくっきりしてきたと思います。今の仕事は、既存のサイトページの編集や更新をすることが多いのですが、ゆくゆくはゼロからページを作って最後まで自分で完成させたいです。あとは絵を描くことが好きなので、自分のイラストを使ってデザインしたいなと思っています!
:本多さんのイラストを使ってデザインしたサイトを見られるのを、楽しみにしています! 私ももっともっと現場に行って、取材してみなさんの声を届けたいなと思っているのですが、「なりたい自分」に近づけるように、普段から意識していることはありますか?
:質問したいことがあったら、質問する内容を明確にしてから聞くことを気を付けています。あと最初は、誰にどんな内容を聞いていいのかも気を付けていました。WEB関連の仕事でも、WEB制作の人が全員同じことを担当しているわけではないんですよね。例えば、デザイナーでも組版やイラストレーターくらい違いがあるみたいに。
:さっき話していた「よく見て、聞いて、分析」のやつですね?
:そうそう(笑)まずは、相手のことを知って、自分のことも知ってもらうことが大切なんだと学びましたね。経験を重ねて関係を深めていきながら、それぞれの立場や考え方を理解することで、自分としての意見や立ち居振る舞いができるようになるんだなって。
:本当に最初は難しいですよね。接客業をやっていたときに自然と身についた“相手を知ろうとする努力”が、どの仕事でも必要なことだと感じています。
最後に、第一企画に入社して、どんなことを感じましたか?
:WEBデザイナーは、場所を選ばずにオンラインでできる仕事が多いのですが、実際に顔を合わせて自分のことを知ってもらいながら、仕事を教えてもらうことで深く勉強できると思っていて。そこで見つけたのが第一企画でした。基本的に第一企画はオンラインではなかったので、WEBのことを深く勉強できるなと思ったんです。実際に、社長や村田さんからさまざまなことを学ばせていただきながら仕事をしています。
あとは、前回のオシゴトコラムで話題になった「人との関係にレイヤーがない」ところは、入社してから本当に感じていて。自分から積極的にコミュニケーションを取りに行きつつも、社員のみなさんが仕事を教えてくれたり、気軽にご飯に誘ってくれたりすることは嬉しかったですね。
:確かにそうですね。社長がおっしゃっていたように、だからこそ、社員全員が同じ方向に向かっているのがわかります。
:あとは、もっとみなさんとごはんに行く回数を増やして、たくさん話を聞けたら良いなぁと思います!
\今回、池田がスキルアップしたこと!/
今回は、異業種からの転職仲間・本多さんと話し合いました。業界の新の私たち人だからこそ、気づいた視点を共有できたのではないでしょうか。
クリエイティブ業界は提案の幅がとても広く難しいですが、だからこそ面白いと思っています。これからもスポンジになったように、どんどん知識を吸収して成長していきたいです。